1. 成功者より失敗者に学べ!

起業は山あり谷ありです。
時間とともに成長したり、沈んだり、またあるポイントで大きく成長したりします。

成功しきっている有名社長の話はとても役に立ちます。
ただ、最初の頃の苦労した時の話は、忘れてしまっていることが多く、失敗した話は抜けてしまっていることが多々あります。

先輩起業家の話は、これから起業する人にとっては近い存在で、自分たちに役にたつこともあるでしょう。

失敗は話したがらない人が多いので、なかなか聞く機会があまりありません。

有名社長の話も、先輩起業家の話を聞くことも大事ですが、失敗しないようにはどうしたらいいかは、失敗した起業の話から学ぶことが大切です。

起業コンサルタントは、失敗した実例を沢山見てきています。
事例をもとに失敗しないためにはどうしたらいいかを考え、起業をするうえでのご参考にされて下さい。

2 失敗する起業家、5つの資質

失敗する起業家の行動・性格には、いくつかの傾向があります。
会社にある文房具にたとえるとわかりやすいと思います。
代表的な「タイプ」は5つあります。

① シャープ芯タイプ
② 瞬間接着剤タイプ
③ 社内マニュアルタイプ
④ ノベルティグッズタイプ
⑤ 書庫タイプ

自分を5つのタイプに分けて、どのタイプに該当するのかを考え、実際の失敗事例より学んで、対策を考えることが大切です。

① シャープ芯タイプになるな

<シャープ芯タイプとは>

シャープペンシルの芯のように、まっすぐに、寄り道をせずにビジネスを行っていく人です。でも、一度芯が折れると次々と折れやすくなってしまうタイプの人です。

<ポイント>
一度の失敗でくじけないことが大事です。

<対策>
こういうタイプの人は…
・色々な人の意見を聞くことです。
・失敗したときにはどう対策を立てるか考えることが大切です。
・失敗を繰り返して成功していくものです。
・一度の失敗でくじけないことが大事です。

② 瞬間接着剤タイプになるな

<瞬間接着剤タイプとは>

瞬間接着剤がすぐに物を接着するように、やることが速く、集中力がある人。
でも、最初の考えに執着してしまい、うまくいかない場合も、方向修正ができないタイプ。

<ポイント>
柔軟に、時には違った角度で物事を見ることが大事です。

<対策>
このタイプが強い人は・・・
・1人で考えすぎず、多くの人の意見を聞き、色々な人の見方を受け入れることです。
・うまくいかなかったとき、他の方法も考えてみて、相談することです。

類似業種のリサーチが足りないので、似たようなターゲートにどう宣伝をしているか見るなど、競合のリサーチをすることが大切です。
広告は、試行錯誤が必要で、客観的な目で見てもらうことが必要ですし、人に聞いたほうが早い場合もあります。
専門用語もひと目でわかるようにする必要があります。

③ 社内マニュアルタイプになるな

<社内マニュアルタイプとは>

会社員として優秀で、企業内で得た人脈なども大事にしてビジネスを行う。
でも、社内マニュアルのような所属企業での常識を社会での常識と思い込んで、それにとらわれてしまうタイプ。

<ポイント>
一から新しい世界に入っていくと思って行動しましょう。

<対策>
このタイプが強い人は・・・
・既存の企業とベンチャー企業の見られ方の違いを考える。
・企業の看板をはずしたときにどう見られるか、看板をはずした名刺でどう見られるか、をリサーチ。
・自分がいる(いた)企業だけでの常識なのかを考え、認識するとこが大切です。
社内だけの専門用語もありますし、社内規則に特殊なものもあるので、気をつけてみると後々に役にたちます。

④ ノベルティグッズタイプになるな

<ノベルティグッズタイプとは>

1人だけで悶々と考えるのではなく行動し、専門家などの無料相談も積極的に利用する。
でも、ノベルティグッズ集めに執着する人のように、効率や能率を考えず、何事にもお金を支払わないタイプ。

<ポイント>
時間とノウハウは有料です。
場合によって、他人(プロ)に任せましょう。

<対策>
このタイプが強い人は・・・
・他の人に任せられること、聞くことはないか考えましょう。
・ノベルティ集め(商品についている無料のもの)ばかりに集中してしまうと、効率、能率が失われるので、
お金を払って、プロに任せたほうがいい場合もあります。
・自分の時間単価とレベルを考え、プロにお願いする条件を決めておきます。
・「タダより高いものはない」という認識をします。
・まずは、お金を払って頼んでみることです。
最初は小さいものを頼んで、経験をすることが大切です。
・ひとりで考えず相談することも大切です。

⑤ 書庫タイプになるな

<書庫タイプとは>

本などで熱心に勉強し、やるべきことを覚えていく。その通り実行する。
でも、古い書庫のように、昔の知識をそのまま利用しようとして、そのまま利用しようとしても時代錯誤だったり、
実務が認識できないタイプ。
ほこりをかっぶた書庫のようで、「今」をわかっていないといけない。

<ポイント>
最近のビジネスを知ることも大事。生きた情報をつかみましょう。

<対策>
このタイプが強い人は・・・
・最近の情報、生きた情報をつかむくせをつけることが大切です。
・WEB、NET、人のつながりなどから、情報を仕入れるようにするようにしましょう。
・常に新しい情報がでてくるので、情報は陳腐化することを認識し、本質をつかむようにしましょう。
情報は多いので、自分で何を得るかを選択する必要があります。
・とはいえ、情報に流されないように気をつけましょう。
・委託でなく、自分で販売してみる方法もあります。

3 起業に一番大事なポイントとは?

今までの5つのタイプに共通するポイントは?
人脈が大事ということ!

 

東京商工会議所でアンケートを取りました。
4つの資源(①ヒト ②モノ ③カネ ④情報)のうち、
(1)何が入手しやすいのはどれでしょうか?
(2)成功するための重要性た高いものをどれでしょうか?
結果は、下記のとおりです。

(1)何が入手しやすいのはどれでしょうか?
難  ①ヒト ← ②モノ ← ③カネ ← ④情報 易

(2)成功するための重要性た高いものをどれでしょうか?
高  ①ヒト ← ②モノ ← ③カネ ← ④情報 低

個人的な見解では、情報を入手し、お金を手にいれるのは、それほど難しくありませんが、
一番難しいのは、人、人脈のつながりです。
必要なことを知っている、知っている人を知っていることです。

人脈を築くのは難しいですが、成功するには人脈は大切です。

今までの5つのタイプに共通するポイントは?

人脈が大事ということ! です。

大切なことは、お互いにメリットががるWIN−WINの関係になることです。
そのためには、自分が提供できる価値は何なのかということです。