自分ニーズ発想法
自分が普段思っている不満・不便などをもとに新たなビジネスを考えていく発想方法。
(例)価格ドットコム 秋葉原をまわらなければ比較できなかったコンピュータ関連機器の価格を、一覧で比較できる Web サイトを作成し、現在は企業側に登録してもらうようになった。
(例)キューピーネット( 10 分 1,000 円の床屋) 「髪を切るだけでいいのに」「早く切って欲しい」というニーズに基づき時間とコストをカットするシステムを開発した。
社会ニーズ発想法
一般的に社会で求められている問題に対してその解決をビジネスとする発想方法。
(例)中古パソコン輸出
個人情報保護で問題とされているリースアップ済みの中古パソコンのクリーニングと、海外への輸出を行って、かなりの利益を上げている。(輸出ルートを持っているからこそ出来るビジネス)
(例)お受験先小学校ポータルサイト 受験先小学校の詳細データとともに、お受験塾とその内容、お受験関係イベントや悩み相談について、網羅されたホームページを運営する。
場所ギャップ発想法
世界、あるいは日本国内での流行・情報は時間的なギャップがあることから、別の場所で流行っているものを持ってくる発想方法。
アメリカで流行っているものを日本に持ち込むといったパターンが最も一般的。すでにアメリカで成功している起業が持ち込んだとしても生活習慣、文化の違いなどから失敗する場合もある。その為、上手く日本に馴染ませるという点がビジネスチャンスとなりうる。
一般的にスピードが大切。資本が大きい競争相手が出てくると、小規模資本では負けが必死となるので、そこをキチンと考える必要がある。
(例)楽天
アメリカの e-bay が流行らせた「ショッピングモール」を日本に持ってきて展開した。(日本風にアレンジしたのが成功要因。 e-bay は日本進出に一度失敗している)
(例)リトルスプーン 札幌でブレークした「スープカレー」のチェーン店。いち早く東京進出を果たし、多店舗展開を果たしている。
業界ギャップ発想法
ある業界で成功したモデルを、別の業界に持ってくることで新たなビジネスを始める発想方法。
場所ギャップ発想法と似ていて、ここもただ持ってきたから成功するというほど単純なものではない。業界ごとの習慣などを考慮して上手いアレンジがないために失敗してしまうケースも多い。
(例)カレーミュージアム(カレーテーマパーク)
ラーメン博物館にヒントを受け、形態をカレーにアレンジした。(同様な形態に餃子スタジアム、スイートフォレストなど・・・)
(例)ソフトプレーン(営業管理用グループウェア) 製造業・IT業界などでは行われていたシステム的な管理を、グループウェアを用いることによって営業管理用に改変。
成長ギャップ発想法
インフラ(ハード部分)が成長してから、その利用方法(ソフト部分)が成長することに注目する発想法。
成長を予測して先行投資を行うという点で、常に高いリスクを伴っている。同時に、インフラが成長すると大手企業が参入してくるため、その時点で負けない何かを持っているか、その更に先を行っている必要がある。
また、しっかりとした情報を持っていないと、自分が時代に先行しているつもりでも、実際にはそうではないといったこともありうる。
(例)サイバード
パソコンとともにアプリケーションの需要が増したように、携帯電話台数の増加とともに、携帯コンテンツの需要が増すと予測し、いち早く進出した。
(例)( SOHO 向け)総務(電話/経理/住所等)代行サービス SOHO の増加とともに、必要となる電話対応を行うための専門業者。
掛け合わせ発想法
2 つの通常は関連しないものやビジネスを組み合わせることによって、新たなビジネスを生み出す発想方法。
基本的には既にある2つのビジネスの形態を掛け合わせ、新しいビジネスを創出するタイプ。
(例)時間性アミューズメント(何をどれだけ遊んでも 15 分 100 円という施設)
ゲームセンター等のアミューズメントパークと、カラオケのような、時間限定の施設の組み合わせにより、新たな需要を生み出している。
(例)ネットカフェ インターネットを使う「貸しインターネット」と「マンガ喫茶」の融合
組み合わせ発想法
3 つ以上の通常は関連しないアイディアやプランを組み合わせることによって、新たなビジネスを見つけ出す発想方法。
見方によっては、掛け合わせ発想法と同じだが、アイディアベースでニーズや新サービス、ターゲットなど 3 つ以上のビジネス(アイディアやプラン)をマトリクス上に並べ、意図的にビジネスを見つけ出すことも行われる。
アイディア先行のプランは、ニーズやターゲットを作り出すことが後回しになりやすいので、この点は気をつける必要がある。
(例)セミナー×保育園×感動
【セミナー×保育園】 保育園の親向けにセミナーを開催する。
【セミナー×感動】 「感動すること・人」をテーマにしたリレーセミナーを開催する。
【セミナー×保育園×感動】 保育園の親向けにセミナーを開催する。保育園児を持つ親向けに 感動を与えることのできるセミナーを開催する。
以上、ビジネスアイディアやプランを考える方法についてご説明しましたが、 7 つの方法はそれぞれ別々のものではなく、通常2つないし3つの方法を掛け合わせてビジネスが創出されています。また、途中から発想の観点が変わるといったこともありえます。
アイディアに困ったとこ、きっかけに困ったとき、その取っ掛かりとしてこういった方法や視点を利用することで、今までとは違った発想が生まれてくる。そう考えて意識していただければと思います。
また、小さなアイディアも育て上げたり、掛け合わせたりすることの大きな可能性を持つ場合があります。発想を習慣づけて当事者意識を持つことで小さなアイディアを大きく育ててみましょう。
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