コラム

実際に達成できる目標設定の方法

OCL起業家奮闘コラム

  1. はじめに
  2. S(Specific)
  3. M(Measurable)
  4. A(Agreed upon)
  5. R(Realistic)
  6. T(Timely)
  7. まとめ

はじめに

 企業や経営ということではなくても、目標の設定は大事ですよね。
例えば、お正月に目標設定をしたほうがいいと思っていても、つい疎かになりがちなものです。
 しかし、起業時の事業計画を立てる際には、目標設定は必須です。
自分がいつまでに何を行っていくのか、あるいはマーケティングでどのように広告宣伝を仕掛けていくのか。目標を決めなければ、なかなかうまくいかないかもしれません。
例えば、起業してすぐに「たくさんのお客様が欲しい」と思っても、思っているだけではそれだけなのです。
 特に、事業をどのように拡大していくのか、新しい事業にいつごろ踏み出すのか、
といったことはしっかり目標設定していないと後回しになってしまいがちです。
 とはいえ、目標設定は決めればいいというものではありません。決め方があるのです。
このような目標を決めるときに、よく使われるルールがSMARTの法則です。
 SMARTの法則とは、それぞれ5つの頭文字をとって並べたものになっています。
AとRは、ここにある以外にも数種類の言葉が使われているようです。

コラムSMART02

 この5つのそれぞれについて説明していきます。

1 S (Specific)

 具体的に目標を立てるということです。
例えば、「セミナーを多くの人に知ってもらう」のような抽象的なことではなく、
「セミナーの集客用のホームページを作成し、Facebook広告で1ヵ月●円で宣伝してみる」のような具体的に行動できるレベルまで落としこみます。

2 M (Measurable)

 数値の目標にするということです。例えば、売上の金額であったり顧客の人数であったり、行動してみる回数のようなものでも、具体的に数字で決めるということです。
 数字で目標を記述しておくことで、時間が経ってから振り返るときにも、達成できたかどうか明確に測定できます。
もし曖昧な目標にしてしまうと、達成したかどうかが不明確になり、次の計画を立てるときにも曖昧で達成できないような目標を決めてしまう原因になります。

3 A (Agreed upon)

 自分でも合意している、心からやりたいと思える設定にした方がいいということです。
 自分でも信じることができない計画は、「計画を立てるから決めた」というだけの計画もどきになってしまい、作成しているときはやる気が出ますが、実際に行動しようと思っていない可能性があるのです。

4 R (Realistic)

 実現可能な目標にするということです。
 自分の使える時間は限られています。自分の使える資金も限られています。例えば、「1年間1日16時間働く」という目標を立てた場合、実行できるでしょうか。「1カ月以内に1,500人が集まるセミナーを開催し、講演する」という目標も、セミナー講師をしたことがなく、既に会場も抑えていない人の場合には難しいかもしれません。
 現在自分が持つ資源(リソース)を冷静に考えて、目標を立てるようにしてください。

5 T (Timely)

 期限を決めるということです。期限を決めることで、先延ばしややり忘れを防ぎます。例えば、「今年の4月15日まで」というように、具体的な日や時間まで決めてしまうことをオススメします。

 なぜなら、細かい日時を決めることで期限を意識しやすくなるからです。

まとめ

 このような「SMART」の五つの要素に従って、目標を決めることで、実現しやすい目標の設定が可能になります。
 「SMART」の5つの全てが大事なのですが、その中でも大事なのは、「S」「M」「T」の3つになります。つまり、「具体的に、数値で、期限を決める」ということです。
 最低限、この三つは意識した計画を立ててみてください。
 SMARTの法則にしたがって目標を設定しているかどうかは、自分で振り返ってみることが大事です。また、他の人に聞いてみるのも大事でしょう。
 特に、事業を開始するときには、曖昧な期限を決めない漠然とした考えで、思いだけが強いままはじめてしまうこともよくあるものです。
 夢を描くのは大事ですが、現実的な計画を描くこともとても大切なことです。ぜひSMARTの法則で、達成できる目標を立てて、行動していきましょう。

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